GPRスタビライザー O/H
ロータリー式のステダンを使い始めて早6年。
新品の頃に比べてあきらかに動きが柔らかくなり、バイクから外してレバーを手で動かしてみると
中からポコポコと空気の音が。。。
どうもオイルが少し抜けてきたみたいなので、バラしてOリングとオイルを交換してみます。
実は3年ほど前に同じような症状が出てたので、メーカーに聞くとO/H推奨と言われたので、
メーカーに発送してO/Hしてもらいました。料金は8000円だったかな。
今回もメーカーに出すつもりでしたが、どこかのブログで自分で出来るみたいなことを書いてたので、
試しにチャレンジしてみることにしました。
後ろを見ると、少しオイルが滲んでます。
どうやら本体の溝に対してOリング自体が細く、動いているとどうしても漏れてしまう仕様なようです。
さすがMade in USA 適当すぎます☆
ですので、今回は精度の高い日本製のOリングを注文してみました。
品番は
ダイヤル部:AS568-016(×2)
ローター部:AS568-129(×2)
ボディ部:JASO-2053(×1)
ブログ主さんの調査に感謝!
まずはオイルを抜く作業ですが、どこからバラしていいか見当つかないので、
表のフタを開けてオイル出してみることにします。
いきなり問題が。。。
インチ工具じゃないと外せないようです(泣
なにか他のもので外せないかな−と工具箱を漁り、いいの見つけました。
トルクスのT15がピッタリ!
これで外せそうです。
豪快にフタからオイルを抜き、裏に付いているCリングを外してダイヤル部分を外しました。
見た感じ、1/4くらいオイル抜けてたっぽいです(汗
中身はこんな感じ。
三角の部分の左右から真ん中のダイヤル部へとオリフィス穴が空いており、
オイルがダイヤルの溝を通り左右に行き来して抵抗が発生するようです。
ダイヤル部は、上下シールの間に溝が切っていて、数字が少ない方から多い方へと
徐々に溝が薄くなっています。
文盲なので上手く説明できませんが、こんな構造です☆
ロータリーエンジンみたく、三角の先端が削れていくと終わりっぽい。
裏のボルトもインチなので、なんとか回せないかと色々工具当ててみましたが、
どれも上手くかみません。
仕方なく現物を持ってストレート(工具屋)へ行き、インチ工具を見てみましたが、
9/64というサイズであまり使われていないからウチには置いてないと言われました(ちょ…
ミリで言うと3.57187ミリ。 なにその呪文。
ストレート製品にも無く、KTCならあるようですが、セット商品取り寄せで高い!
滅多に使わない工具をKTCで買うのは勿体無いので、自力でなんとかします☆と言い帰ってきました。
無ければ作ればいいじゃない!
ということで、ボロ工具の中から使っていないミリ六角をサンダーで削り、作ってみました。
こんな適当カットでも外れるもんです♪
わーい! 俺って天才w とか呟きながら調子よく外していくと、
最後の一つがおもっきしナメてしまいました(大泣
まだだ、まだイケる!
次は先の欠けた叩き用マイナスを削って作成!
ゴリゴリやってると症状悪化し、
穴がガッタガタになってしまいました(号泣
引っかかるところ無い、、、
マジもう無理。。。
バイク屋さんで外してもらおうかと思いましたが、
なんかめんどくさくなり、Oリング一つ使いまわすことにしました。。。
5個の内、4個新しいのだから問題ないでしょう!(涙目
軽くオイルを塗って、溝にはめていきました。
オイルは余っていたフォークオイルを使います。
コレいつのやつやろ・・・。
左右の空洞になみなみオイルを入れ、Oリングが外れないようにそーっと蓋を締めます。
ダイヤル部分のOリングがなかなかしぶとく、うまく入りません…。
10分ほど格闘し、ようやく入りました。
この間、じわじわとオリフィス部分からオイル抜けてきますが、
後からエア抜きできるので問題なし。
ダイヤル部のCリングは裏表あるようなので注意。
裏にマイナスで外すビスがあるので、2つとも外し片側から抜けた分のオイルをチョビチョビと足します。
レバーを左右に動かすと、空気がプクプク出てきます。
あらかたオイルを足し終えてから片側のビスを止め、
反対側の穴を上にしてレバーを動かし、エア抜きします。
エア抜けきってから最後のビス止め。
ウエスでフキフキして終了です!
まだ少し表面がオイリーですが、バイクに付けて走ってる内にとれるでしょう。
ただのOリングとオイル交換だけですが、初めての作業なので結構時間かかりました。
早速明日取り付けてどっか行ってみよう。
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